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AIエージェント基盤を読み解く、6つの視点:Apsara Conference 2026 技術解説シリーズ

公開日 最終更新日 解説
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AIエージェント基盤を読み解く、6つの視点:Apsara Conference 2026 技術解説シリーズ

2026年9月、杭州で開かれたApsara Conference(雲栖大会)の展示会場を歩き、AIエージェントに関わる展示を撮影しました。この特集は、その写真と映像を入口に、展示が何を見せ、何が変わりそうかを6本の記事で読み解くシリーズの案内ページです。

Apsara Conference 2026の会場外観
Apsara Conference 2026の会場外観。
「Full-Stack Ready for the Agentic Era」の大型パネル。Chips、Agentic Cloud、Foundation Models、Model Servingの列が並ぶ
会場の全体構成パネル。

会場の大型パネルには「Full-Stack Ready for the Agentic Era(エージェント時代に向けたフルスタックの準備)」とあり、左から順に、自社設計のチップ、エージェント向けのクラウド、基盤モデル、モデルの提供基盤、エージェント型のアプリが並んでいました。基盤モデルの列には、言語モデルのQwen、画像・動画生成のWanやHappyHorse、音声モデル、そして世界モデルのHappyOysterの名前があります。クラウドの列には、モデルの調整や構築と並んで、文脈(Context)の取得・加工・統治・記憶といった項目が書かれていました。

一枚のパネルに、チップからアプリまでを縦に積んで見せる。アリババクラウドがこの会場で打ち出していたのは、個々の製品より「全部の層を自社で持っている」という主張でした。ただ、実際の展示はその層ごとに別々のブースに分かれ、それぞれが違う言葉で自分の役割を説明していました。このシリーズでは、パネルの層をそのまま追うのではなく、展示ごとに「何をしていたか」から話を始めます。

Apsara Conference 2026の画像・動画生成モデルの展示
Apsara Conference 2026の画像・動画生成モデルの展示。

Alibaba Cloud本社訪問

Apsara Conferenceの現地視察にあわせて、Alibaba Cloud本社を訪問しました。

Alibaba Cloud本社の屋外看板。五輪シンボルとWorldwide Cloud Services Partnerの表記
Alibaba Cloud本社の屋外看板。
Alibaba Cloud本社の展示。螺旋状の吊り看板。Qwen、Qoder、千問オフィス、Happy Oysterなどの名前が並ぶ
Alibaba Cloud本社の螺旋状の吊り看板のある展示。

あわせて訪問したAlibaba Cloud本社では、Qwen、開発ツールのQoder、業務アプリの千問オフィス、世界モデルのHappy Oysterといった名前が、一本の螺旋状の看板に掲げられていました。モデル、開発、業務、世界モデル。このシリーズで扱う題材の多くが、ここに名前として並んでいます。

シリーズの6本

AIエージェントの実行基盤と非同期通信:サンドボックスを使い捨て、会話ごとにトピックを作る設計

エージェントが動く場所をどう用意し、どう片付けるか。FC Serverless AI Runtimeの5層パネルと、RocketMQ for AIの展示から読み解きます。記事を読む

エージェントにクラウドを操作させる経路:MCP・Terraform・ホスト型 Skills・AI Gateway の役割分担

「公式スキル260以上」と「高リスク操作には戻り道を」が同じ画面にあったSkills Hubを入口に、任せる仕組みと止める仕組みを見ます。記事を読む

開発・業務アプリ編:AIがコードと端末操作を任される現場

隔離されたクラウド環境でエージェントを動かす无影AgentBayと、作業単位で開発を任せるQoderの展示から。記事を読む

画像・動画生成編:制作業務に生成モデルをどう組み込むか

Wan、HappyHorseの作例と展示の主張を、制作の現場のどこに入るかという視点で整理します。記事を読む

AI端末・ワークスペース編:Qwen BookからクラウドPC、ウェアラブルまで

AI PC、クラウドPC、メガネ型端末。エージェントが人の手元のどこに来るのかを見ます。記事を読む

世界モデル・Physical AI編:生成と操作の違い、遅延という制約

操作に応じて世界を作り続けるHappy Oyster、ロボットの操作を学ぶモデル、「Physical AIの神経系」と書かれた通信の展示から、遅延が何を決めるかを考えます。記事を読む

このシリーズの読み方

各記事は、撮影した展示から入り、展示の文言を日本語で説明し、公式文書で確かめられた範囲を補い、筆者の見方と条件付きの予測、日本企業の仕事への影響の順で進み、最後に当社の考え方を記しています。展示パネルの数字や順位は展示側の主張として扱い、公式文書で確認できないものはそう書いています。取材映像に残る説明風景も紹介していますが、聞き取りが確かでない会話や、確認できない実演の成否は記載していません。

展示の文字を生成して補ったり、人物を消したりする加工はしていません。

6本を通して見えてくるのは、AIエージェントの話が、モデルの性能から「どこで動かし、何を任せ、どう止めるか」へ移っているということです。当社は、海外の技術と日本の現場の知見をつなぎ、AIに仕事を任せられる状態をつくることを目指しています。各記事の終わりには、その記事の題材に即して、導入を検討する際に当社が重視している点をまとめました。

参照した一次情報

本シリーズの主な参照元(公開文書)

記事情報

取材・執筆・編集株式会社Metelix
公開日
最終更新日
分類解説(Apsara 2026・AIエージェント基盤・技術動向)
利害関係本記事は、Apsara Conference 2026の展示と公開文書をMetelixが取材・編集した技術解説です。数値は特に断りのない限りベンダー提示値であり、Metelixによる測定値ではありません。
評価時点2026年9月25日(日本時間)。公開文書の内容と提供段階は閲覧時点のもので、今後変わる可能性があります。

関連記事

改訂履歴

初版公開
第1部・第2部の各項目に、対応する公開済み解説記事への明示リンクを追加
第3部〜第6部の各項目に、対応する解説記事への明示リンクを追加
写真説明を更新
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